臼井麗香は奮闘も… ツアー初優勝はならなかった(撮影:米山聡明)

 

<センチュリー21レディス 最終日◇28日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6470ヤード・パー72>

初優勝への望みをかけたアプローチはわずかにカップをすり抜けた。臼井麗香は16番でバーディを奪って一時は単独首位に立つも、最終18番でボギー。勝利は逃したものの、自己ベストの4位タイで大会を終えた。

首位で並んで迎えた16番。昨日池に入れたホールで「絶対にリベンジしたい」と気合いを入れたティショットはもう少しでホールインワンというベストショット。楽々バーディとして単独首位に立つ。

先に回るイ・ナリ(韓国)に追いつかれて迎えた18番。残り149ヤードのフェアウェイからの2打目は、8番アイアンでのコントロールショットでピンを狙ったが、「アドレナリンが出ていた」とグリーン奥までこぼしてしまう。

「ナリさんと(首位に)並んでいることは分かっていて。でも、後悔はしたくなかった。絶対にショートしたくないと決めた。(パーで)プレーオフという選択肢もあるかもしれないけど、入れに行こうと思った」。ピンまで12ヤードの運命のアプローチは、「狙い通り、完璧」と打ち出してカップをかすめるも、入らず1mオーバー。返しのパーパットも外して初優勝は手からこぼれ落ちた。

アテストから出てきた際にはじだんだを踏んだが、涙もなく、もう次に切り替えた。「後悔はありません。もう来週のことを考えています。この順位に入れて手応えを感じています」。顔を上げて、クラブハウスを後にした。

(文・秋田義和)